「〜サヨウナラ」のサントラの話を数日前にしましたが、
ようつべ検索かけたら二番目に上がってくるのが
銀/魂の「フラグを踏んだら…」なんですよね。

このサブタイトル本誌で見たときに、
あぁ映画好きなだけあって空知見たのかなとごく自然に考えたけど、
これ映画知ってる子どれくらいいるんだろう？

99年の作品だから11年前のですか。
姉と妹と涙でぐっちゃぐちゃになりながら3人で見た覚えが。

今銀/魂を見ている子もいつかこのタイトルの元映画にたどり着いてくれたら
それはそれでいいなぁと思います。


以下、一ノ瀬さんとカメラの話

写真というものが子供の頃から好きで、勝手に無駄撮りして怒られたり、
中高生の時は常に写るんですを持ち歩いたりしてました。みなしてたと思うけど。
縁あってニコンＦ３を使うことになり
1日に24枚撮りフィルム5本以上消費したり、
最初は作品の記録用に始めたのがいつのまにか人物動物風景いろいろ写し始め。

でもマニュアルの一眼レフはとにかく重い。
途中で放り出したくなるほど重い。
やはり女性が持つ事など微塵も考えていない。
何度連れて行くのを止めようかと思った旅行があったか。

見る方も好きなんで写真展、カメラ展を片っ端から見ていた時期がありました。
そんなこんなしていたら、いつだかのカメラ展のニコンのブースで
一ノ瀬さんのカメラが展示されてたのですよね。

右上部を銃弾が突き破ったニコンFが展示されてました。

ベトナム戦争の時のらしいのですが
「これで手が吹っ飛ばなかったのはニコンのおかげ」
というその丈夫さを褒めたコメントが残されていました。

「重い」なんて文句いってましたが当たり前なんですよね。
当時は一般人も報道も同じカメラを使用したわけで、
というか一般用にカメラなんてなかったわけで。
（F3からは報道用は別注になったようですが）
すごく感動すると同時に考えさせられました。

もうニコンはフィルムカメラの生産はしていませんがまた歴史を刻むカメラを作って欲しい。
某ライバルc社の一眼デジカメ不良リコール（プリント技術は素晴らしいです）とか
そういう流れに飲まれないことを祈ってる。

ほぼ同年代のF3、与えてくれた人物はこの世にはもういませんが
受け継いだ物はしっかり手入れしてまた次世代へつなぎたいものです。