春なんでね

中学生ぐらいの時に好きだった男の子がスピッツが好きだった。

だからスピッツの曲のいくつかを聞くとぼんやり思い出す。
それとスピッツは春のイメージだ。
暖かい時期に聞いていたのだろう。
（十数年後にその子の結婚式の二次会で新婦のミスによりぶっつけ本番で
司会をこなすことになるなど中学生の私は知る由もないがばくしょうぅ青春カエセ）

そうやってこの人だれが好きだったとか、とかそういう記憶がたまっていく。
ユニコーンは誰々、イエモンは誰々、ハイスタ、ケムリ…
いつもあの子はカラオケでこの曲を歌ってたとか

今は全然会わなかったり、どこで何をしてるか知らないけど
その音楽を聴くとちょっと記憶の片隅にその子のことがよみがえる。
きっと自分だけではなくその時その場で同じ時間を共有した友人たちも
どこか偶然でもその音楽を聞いたときに思い出すのだろう。

飲んでる時とかもあの子すごいあの曲好きだったよね、と話題に上がったり。

音楽がふと、思い出すきっかけになり人の頭の片隅の記憶に残る。
なんかキザな言い方ですがいいもんだなぁと思います。