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2025/01/13  [PR]
 

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 雑記




今日はちょっと妹の事を書きます。いつも書いてるけど。
…以前からシスコン丸出しなのは周知の通りかと思いますが
それでも書かずにはいられないというか
吐き出させて下さい。お付き合い頂ければ幸いです。

今でこそ私の実家の家族はいろいろ落ち着いていて
仲の良い方なんでは、と思うのですが
10年前にごたごたのピークというか
どこの家庭にも必ず一度は直面する、
いわゆる「困難」が起きている状態でした。
その中心人物は妹をだったのですけど。

当時私は短大生、妹が高校生だったのある日の事、
私が廊下からパッと脱衣所見たら
小学生がいるんですよ、脱衣所に。小5ぐらいの。
えっ?と思って覗き見したら妹なんですよガリガリの。
高校生の体じゃないんですよ。小学生の体なんです。
肋は浮き出て腰骨は出てて。
一気に血の気が引きましたね。
今これ打ってて思い出しても震えます。
拒食症ですね。問いただしたら生理も止まってて。
しかし家族が誰も気がついてなくて
私が母に報告。まぁそんなことに遭遇した事もなかったし
拒食症という言葉とも無縁だった母は慌てるだけでした。
仕方ない事だと思います。

そうこうしているうちにまたある日廊下から脱衣所パッと覗いたら
今度は母がいる。あれ?さっき就寝してなかったか?
と思ったら妹なんですよ。ぶっくぶくに太った。
過食症です。拒食のリバウンドだろうか。
食べては吐いて。
部屋のゴミ箱漁ったら大量のコンビニのレシート出て来た。
レシートの内容全部お菓子とかパン。
数ヶ月の間で拒食と過食を2,3回繰り返しながら高校も不登校が始まっていて
共働きの親の目を盗んで学校に行ってなかったんですね。
しかーし私の目はごまかせないぞ!
(就職活動が始まって授業が不定期だったおかげで不登校に気づけただけだったんですけど)

多分原因は自分の取り柄だと思っていた部活を
故障で退部せざる得なくなったこととか
そもそも第一志望の高校に行けなかったこととか
友人関係とかいろいろ複合していると思います。
(でもすべて彼女自身の問題ですから。
根本的な悩みの解決って結局自分自身しかできない)

父は当時リストラ直前、母も妹にどう接していいかわからない
姉は働き始めでおまけに稼ぎ頭になりそう。
みんな自分のことでいっぱいいっぱい。
私も就職活動してた時期だけど「どっかに決まるだろ」
と勝手に思い込んでたので
あの時比較的余裕のあった人間は家族で私だけだった。
妹を放置する事は私は出来なかったし、
でももしかすると妹を見てるだけの
自分が耐えられなかっただけなのかもしれないけど。

もう具体的になんかしないとこの家族ダメだと。
いろいろ調べたり、たまたま同じ様な状況になっていた親友と情報交換したり
誰に相談したらいいかもわからんので手当たり次第いろんな方に相談していたら
そっち系の病院が心療内科が良いということがわかって
タウンページで調べて母と妹を連れて行って。
(だいたい子に問題がある時はその母親からカウンセリングする事が多いらしんですよね、
だから本人だけじゃなく母も無理矢理引っ張っていきました。)
母もカウンセリングを受ける事で右往左往していた肝が据わったというか。
ちょっと変りましたね。
あー、人間って年取っても変れるんだな、と思ったのと
母である前に人間であり女なんだな、とその時思った。
妹も時間をかけてカウンセリングをしっかり受けました。
その後とりあえず拒食過食は止まりました。幸い後遺症もないです。

しかしそれからもまぁなかなか一筋縄にはいかない。
高校はなんとか卒業はしたがせっかく入った大学は中退。
でもその後彼女は自分で働く事で同じだけ学んだと思うので、
それに関しては私は何も言う事はありません。
受験費用も入学金も中退するまでの授業料も耳を揃えて親に返済したし。

最初点々と変えてたバイトもある時期から長続きする様になった。
この「長続きする」という感覚が出始めた頃から随分落ち着いてきました。
投げ出さなくなる、自分自身にしっかり責任を持つというか。

その後フリーターから転職して社員になった後も
パニック障害になったりまぁいろいろ
私達姉らが通らなかった様な
イレギュラーな事態も遭遇するわけですが
すっかり本人の力でなんとか乗り越えられるようになっていた。
逞しくなりましたよ本当に。
そして職場の方々に恵まれたのが本当に幸運だったと思います。
他人に教育されるというのは効くなぁと。
親に言われるのとまた違いますからね。本当にありがたい話です。
本人も腐らずよくやってきたと思います。
人の愛情に気がついて理解できてありがたく思えたらもう一人前ですね。

こんな妹との10年をリアルタイムで聞いてくれていた
私の友人達は会う度に妹の様子を気にかけてくれました。
私の結婚式の時にはすっかりしっかりしていたのだけどその姿に
「あの噂の妹があんなに立派になって」的な親心と、
私の門出に涙してくれた妹の姿を見て参列した友人皆が号泣。
「妹さんの涙に全米が泣いた」
ってメールもらいましたばくしょう私の涙じゃねぇのかよ。
私見ろよ!主役ここぉぉぉぉぉおおおおお!!!!

ちょっとおばかさんなんですけど、憎めないんですよ。
優しい子なんです。故に悩み事とが深くなっちゃって
大変な時期もありましたがその分人の痛みのわかる子なんです。
だから。本当に幸せになってもらいたいです。
いやなると信じてる。

拒食症や不登校、パニック障害…
うちにかぎってそんなことは…起きる訳がないと思っていたんですよね…
でもどこの家族でも多かれ少なかれ一度は大変な時期があると思います。
体調面だけに限らず経済面の場合や人間関係、進路とか。
自分自身との内面の問題もあるかもしれません。
珍しいことではない。
だから必要以上に悲観しないで
きちんと向き合えば大丈夫なのかな、と思います。

きっと乗り越えられないことはない、と信じて。

長々とシスコン話にお付き合い頂きありがとうございました。
明日は笑顔で花嫁姿を盛大に祝ってきます!
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